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職業訓練校の試験 合格までの道のり

このサイトは実際に職業訓練校を受験された多くの方から寄せられた情報をもとに作成されています。

 

 

事前準備

学校選び

条件が合えば失業保険をもらいなが訓練を受ける事ができ、給付期間も卒業まで延長されますので、
自分が進みたい方向の職業訓練校の有無やその開講時期を把握しておくことが大事です。

また、失業保険の残りの給付期間長い方が合格しやすいという傾向がありますので、
その点も踏まえて、しっかりとプランを組まれる事をオススメ致します。

説明会

職業訓練校の説明会は、実際の授業や実習風景を見学することが出来ます。

また参加の有無が合格に影響しますので、出来るだけ参加される事をオススメ致します。

理由1 実際の生きた情報を得ることが出来る

説明会では、学校の雰囲気や、授業風景などを実際に見ることができ、
学校が自分に合っていそうかなど、実際の生きた情報を得ることが出来ます。

学校の関係者の方に、分からない部分や気になっている所を質問する事が出来るので、卒業後の進路状況など不安に感じている部分なども把握することが出来ます。

例えば、一つの訓練校内に複数のコースがあるポリテクセンターなどでは、
各コースの入学時期が重なるところもあり、複数のコース合同で説明会が行われる事があります。

その場合自分が希望しているコースだけでなく、その他のコースの授業や実習風景を合わせて見学することが出来るので、どの様な方向に進みたいか迷っていいる方は、自分自身に合っているコースを見つける事につながります。

 

理由2 面接試験で有利になる

もう一つ説明会に参加した方が良い理由として、
説明会に参加することが、面接試験の際に有利になる事があるという点です。

面接時に、

「説明会には参加されましたか?」

この様な質問をされることがあり、
その場合に参加した旨を伝え、また感想なども一緒に伝えると好印象を与えることが出来ます。

それから

「何か質問はございますか?」

と聞かれた際も、
説明会に参加することで出てきた質問内容を面接官に伝える事で、印象を上げることが出来ます。

この様に面接試験の際に有利に働く事がありますので、説明会に参加された際は、感想や質問などをまとめておくと良いでしょう。

 

試験

筆記試験

 

数学

訓練校の数学問題は、中学校から高校卒業レベルまで学校によって様々な難易度の問題があります。

例えば中学卒業レベルの問題を出題される訓練校の試験で、
以下の様な問題が出題されました。



自然数を求める問題

この問題を解くには、商と余りの関係について理解しておく必要があります。

(割られる数)=(割る数)×(商)+(余り)ですが、

さらに(余り)<(割る数)であることにも注意が必要です。

他にも解の範囲に、3ケタの自然数という条件がついているので、こちらも考慮しなくてはいけません。

以上を踏まえて


(訓練校対策問題集より引用)

 

久しぶりに勉強をする際に、数学が一番得手不得手が出やすい教科です。
出題されやすい分野や問題の傾向を把握し、
まず、「ある程度復習すれば点数が見込める部分」から勉強しておく事が大事です。

また実際のテストでも、
学校によっては、すべての問題を時間内に解くことが出来ないほどの問題数を出題されるところもありますので、
解けそうな所からテンポ良く解いて行くことで点数を上げる事が出来ます。

特に問題の最初の方では、簡単な四則演算や因数分解を使った問題など、
やり方さえ分かっていれば素早く解ける問題が出ますので、確実に点数を取れる様にしておくことが大事です。

国語

訓練校の国語の試験では、漢字の読み書き、慣用句、言葉の並べ替えなど基本的な問題が出やすい傾向にあります。

例えば関東のある訓練校では以下の漢字の読み書き問題が出ました。

“解剖、栽培、衰え、弾む、捜索”

数学と違い前知識をあまり必要としませんので、事前に一通り復習しておくことで点数を取ることが出来ます。

 

一般常識

訓練校によっては、一般常識の問題として、時事、文化、歴史どに関する問題が出題される事があります。

例>(広島県の訓練校で出題された問題)

問題(選択)
1885年(明治18年)初代内閣総理大臣に就任した人物は?

答え
伊藤博文

 

また、
訓練校によっては、受験されるコースに関する事を問題として出題されるところもあります。

例>(東京都のプログラミング関係のコースで出題された問題)

問題 (選択)
映画「イミテーション・ゲーム」で描かれた、コンピューター科学の父と言われるイギリス人は?

答え
アラン・チューリング

この様に少しひねった問題も出題される事もありますが、
基本的には一般的な常識問題が多く出題される傾向にあります。

 

 

適正検査

職業訓練校で行われう適正検査は一般的に行われるSPI検査などとは違い、
空間認識能力、注意力、作業能力、その他様々能力が問われる問題が出題されます。

出題される問題数が多く、一つ一つの制限時間もかなり短く設定されており、
時間内にすべての問題を解くことが出来ない前提で作られている場合があります。

事前に問題に慣れて置くことが一番有効ですが、
空間認識能力を問われる立体に関しての問題は、分からない問題は飛ばして先にどんどん進んで行くのがコツになります。

 

面接試験

訓練校の面接試験では、
受験者が
授業についていけるか、

そして一番のポイントが卒業後就職が出来るかどうかです。
訓練生の就職率が各訓練校の評価に大きく影響しますので、面接官もそこに関してはかなり気を使って質問してきます。

例えば、

「訓練終了後はどの様な職につきたいですか?」

この様な質問をされる事があり、
その場合
自分が行きたい訓練コースの延長線上にある職を伝え、それに就けなかった場合も他の職に必ず就きたいという意志を伝える事が大事です。

 

試験が終わったら

通常試験終了後 10日前後で合否が書かれた通知書が届きます。
合格された場合は、失業保険の兼ね合いもありますので、通知書を持って速やかにハローワークへ手続に出向いてください。

また訓練校によっては、合格者だけを集めた説明会などが行われる所もございます。
訓練中に作業着などが必要な場合は、そこで一緒に採寸などが行われます。

訓練が始まるとまず必ず自己紹介がありますので、そのあたりも少し考えて置くと良いでしょう。

訓練校では様々な年代の人が集まり、正規の学校を卒業した後に「この様な体験が出来るのか」と、とても新鮮な気持ちで学校生活を送る事が出来ると思います。

再就職という目標に向かって仲間とともに訓練に励んでください。

ここまで読んで下さった皆様のご健勝をお祈りしております。

ありがとうございました。